はじめに:FBA納品を正しく理解すれば、せどりの利益が安定する
Amazonせどりを始めたばかりの人にとって、最初の大きな壁となるのが「FBA納品」です。
「FBAって何?」「どうやって納品するの?」「梱包ルールが多すぎてよくわからない!」
そんな悩みを抱える方は多いはずです。
でも安心してください。
この記事では、FBA納品の基本から実践的な設定方法、梱包のコツ、トラブル回避法まで、初心者でも迷わず進められるように解説します。
作業を正しく理解すれば、効率は倍以上。
せどりの収益も大きく変わります。
1. FBA納品とは?仕組みとメリット・デメリット
まずは基本から。
**FBA(フルフィルメント by Amazon)**とは、Amazonが代わりに商品の保管・梱包・発送・返品対応までを行ってくれる仕組みです。
出品者は、商品をまとめてAmazonの倉庫(フルフィルメントセンター)へ送るだけ。
◆ FBAのメリット
- 発送作業から解放される
売れるたびに発送する手間がゼロになります。 - プライムマークが付く
プライム会員への販売チャンスが増え、購入率アップ。 - カート取得率が上がる
自己発送よりもFBA出品が優先されやすく、売れやすい。 - 顧客対応もAmazon任せ
返品・クレーム対応も代行されるので精神的にも楽。
◆ FBAのデメリット
- 保管手数料・出荷手数料がかかる
- 長期保管在庫は追加料金が発生
- 納品ルールを守らないと受領拒否される可能性がある
ただし、これらのデメリットを理解しておけば問題ありません。
トータルではFBAを使う方が効率的で利益率も安定します。
2. FBAと自己発送、どちらを選ぶべき?
結論から言えば、初心者は迷わず「FBA」を選ぶべきです。
その理由はシンプル。時間が節約でき、売れ行きが早いからです。
| 項目 | FBA | 自己発送 |
|---|---|---|
| 作業時間 | 納品してしまえばほぼゼロ | 毎回梱包・発送 |
| 売れやすさ | プライム対象で有利 | カート取得率が低い |
| 利益率 | 手数料ありだが回転率高 | 手数料少なめだが回転遅い |
| 顧客対応 | Amazonが対応 | 自分で対応が必要 |
副業でせどりを行う人や、家事・子育てと両立したい人にとっては、
FBAを使う=時間の投資対効果が高い選択です。
3. FBA納品に必要なアイテム一覧【初心者必見】
FBA納品は、正しい道具をそろえることで一気に効率化できます。
■ 必須アイテム
- 段ボール(120・140・160サイズ推奨)
- OPP袋(透明袋)
- ガムテープ・セロハンテープ
- 24面ラベルシール(FBAラベル印刷用)
- プリンター(モノクロでOK)
- メジャー・体重計
- ストレッチフィルム(複数商品固定用)
■ あると便利なグッズ
- シール剥がしスプレー
- 賞味期限スタンプ
- バックシーラー
- 段ボールカッター
- ラベルはがし機
💡 ポイント:作業環境を整えるだけで、納品スピードが倍になります。
4. 【実践編】Amazonセラーセントラルでの商品登録手順
FBA納品は、「商品登録」からスタートします。
以下の手順に沿えば、初めてでも迷わず進められます。
- セラーセントラルにログイン
- 「カタログ」→「商品登録」をクリック
- 商品名・ASIN・JANコードで検索
- 対象商品を選び「コンディション」→「新規」で出品
- SKU・価格・商品の状態を入力
- 「Amazonが発送する(FBA)」を選択
- 保存して完了




💡 おすすめ:
SKU欄には「仕入日+仕入価格」をメモしておくと、後で在庫や利益の確認がスムーズになります。
5. 納品プランの作成とおすすめ設定
商品登録が終わったら、次は「納品プラン」を作成します。
- 「在庫管理」画面で納品したい商品を選択
- 「グループアクション」→「在庫商品の納品/補充」
- 梱包タイプを選択(例:アパレル・液体など)
- 「出品者が梱包する」を選ぶ
- 数量・賞味期限を入力
- SKUラベルを印刷
※ 賞味期限商品は必ず月末日で入力(例:2026年11月→2026/11/30)。
このステップを間違えると、倉庫での受領が拒否されることもあるため要注意。





6. 梱包・ラベル貼付・発送の流れを徹底解説
納品プランができたら、いよいよ梱包作業です。
ここが一番トラブルの多い部分なので、慎重に行いましょう。
【梱包の手順】
- 商品ごとにバーコードを隠すようにラベル貼付
- ダンボールへ
- 輸送箱のサイズ・重量を入力
- 出荷日を設定
- 配送業者は「ヤマト運輸(パートナーキャリア)」を選択
- 料金を確認して承認
- 輸送ラベルを印刷して箱に貼付
- 発送(持ち込み or 集荷)




】がパートナーキャリアの価格でかなり安いのでおすすめです。-1024x538.png)




📦 注意点:
- ラベルは箱の上面に貼る
- バーコードが読み取れない位置に貼らない
- 複数箱ある場合は、すべてにラベルを貼付
7. 食品・セット商品の納品で注意すべきポイント
食品・コスメ・日用品などは、賞味期限やセット内容の管理が重要です。
■ 注意点まとめ
- 賞味期限は発送時点で60日以上残っていること
- 賞味期限45日を切ると販売停止になる
- セット商品の賞味期限は全て同一に統一
- バラして販売されないよう「セット販売」シールを貼る
- 賞味期限のある商品が含まれている場合、配送ラベルとは別に【要期限管理商品】という紙を貼る必要がある

これを怠ると、Amazon倉庫での「受領拒否」や「アカウント警告」の対象になります。
8. ヤマトのパートナーキャリアで安く送るコツ
Amazonと提携している「パートナーキャリア(ヤマト運輸)」を利用すれば、
通常料金よりも格安でFBA倉庫へ発送できます。
- 利用できるダンボールサイズ:最大160サイズ
- 重量制限:30kgまで
- ラベル:上面に貼る(縦横どちらでも可)
- 専用ラベル台紙:「396番シール台紙」
💡 入手方法:ヤマト営業所で「396番のFBA用台紙ください」と伝えるだけ。
誰でも無料で入手可能です。
9. よくあるトラブルと解決策【初心者が陥りがち】
| トラブル | 主な原因 | 対処法 |
|---|---|---|
| バーコードエラー | 商品コードが隠れていない | Amazonラベルをしっかり上から貼る |
| 納品拒否 | 梱包ミス・賞味期限不統一 | 梱包タイプと期限を再確認 |
| 配送トラブル | サイズ・重量の入力ミス | 実測値で再設定し再送信 |
| シール不良 | 粘着力不足 | 新しいラベルシートを使用 |
FBA納品では、丁寧なラベル貼りと正確な入力が重要です。
10. まとめ:FBA納品を制す者がせどりを制す
FBA納品は、せどり初心者が最初につまずきやすいポイントですが、
仕組みを理解して手順を守れば、驚くほど簡単です。
FBAを活用することで、
- 発送作業から解放
- 顧客対応のストレス軽減
- プライムマークで売上アップ
という3つの大きなメリットを得られます。
「FBA納品=ただの作業」ではなく、
利益を最大化するための戦略のひとつだと考えてください。


